管理人の思いつくまま、気の向くまま、長野県内の町や村の話題を取り上げています。
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17日付信濃毎日新聞朝刊に、16日、文化審議委員会が松代町にある「旧山寺常山氏庭園」「大木氏庭園」「象山神社庭園」「野中氏庭園」の4つの庭園を登録記念物に新たに登録するよう、文部科学大臣に答申したことを報じていました。
この4つの庭園の特徴は、武家屋敷内に近くの川から取水した水を鑑賞用や生活用として庭園内の池に引き込み、さらに隣家へと繋がる「泉水路(せんすいろ)」と呼ばれる用水があり、こうした例は全国的にも珍しい遺構として評価されたことから今回の登録記念物指定となりました。写真は旧山寺常山氏邸に残る庭園。(写真=18日撮影)
<管理人ひとこと>
ひさしぶりに武家屋敷をめぐってみましたが、数年前に訪ねた時とは見違えるほど町並みが整備されていてとても驚きました。ただ放置されていただけの時とは違い、歩いて来られる観光客の皆さんのためのお休み処なども設けられていて、のんびり屋敷内にある庭園の趣を感じることができるようになっていました。
<参考資料> 泉水路(せんすいろ)
松代町の各武家屋敷の泉水(池)は、「泉水路」と呼ばれる水路でつながっています。さらに城下町には、「泉水路」の他にも、住民の誰もが利用できる水路網が張り巡らされていました。この水系システムが貴重な文化遺産として注目されています。
水路はその機能ごとに3つに分類されます。まず、武家屋敷の池から池へ流れる「泉水路」と呼ばれる水路で、泉水(池)の水量を確保しただけでなく、農業用水、防火用水、夏の散水、冬の雪落し、下流での洪水を防ぐ遊水池、養鯉など、極めて多様な機能を果たしていました。次に「カワ」と呼ばれる道路の脇を流れる水路で、周辺の農業用水や選択などの家庭用中水道としての役割も果たしていました。元来は道路の中央を流れていました。さらに、屋敷裏の背割りを流れる「セギ」と呼ばれる水路で、武家屋敷の畑の灌漑用として利用されていました。
この水系システムは、江戸時代から現在まで受け継がれており、松代町の武家屋敷の特徴です。全国的にいても、このような水系システムを有しているのは、この松代町だけといわれています。(山寺常山邸に設置された案内から)
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