【栄村・長野県北部地震の被害～新潟県中魚沼郡津南町】

新潟県中魚沼郡津南町の国道３５３号線（地図）を走行中、３月１２日の長野県北部地震による土石流発生現場を通り過ぎました。
現場に設けられている案内板によれば、応急工事が行われているものの、まだまだ不安定な土塊が崩落する可能性があるということで、国道３５３号線は降雨の際には通行規制になることもあるようです。
栄村を中心とした被害は連日報道されていましたが、お隣の新潟県でもこれほど大きな被害があったことは知りませんでした。
（写真：津南町の現場・災害現場は森の向こう側＝１８日撮影、６４０×４８０拡大可能）

＜参考ＨＰ＞　
・　新潟県ホームページ
　　http://www.pref.niigata.lg.jp/
　　（長野県北部地震、新潟・福島豪雨情報など掲載）

＜参考資料＞　辰ノ口地区の土砂崩落について

地震の爪痕が残る現場周辺 （新潟県津南町）

当現場では、３月１２日長野県北部地震（最大震度６弱）の発生に伴い土石流が発生しました。約１７万立方メートルの岩塊が崩壊し、下流の積雪や土砂を巻き込んで土石流となって流出し、延長約１００ｍに渡って国道３５３号線を埋塞しました。
地震によって緩んだ地山に融雪・降雨が浸透したことにより４月及び５月には２回 の拡大崩落が発生しました。
元々あった積雪の上には、現在約１８万立方メートルの土砂が最大厚１５ｍで堆積しています。
また、約２万立方メートルの不安定土塊が斜面上に残存しているとともに、約１万立方メートルの拡大崩落の恐れが見込まれています。

現在は、今後国道や船繋川側に流出する可能性のある不安定土塊に対して応急工事を実施しているとともに、本復旧工事について調査・設計作業中です。　（新潟県十日町地域振興局地域整備部設置の案内板から）





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