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カタクリと野草の寺で知られる立科町山部の慧日山修學院津金寺(えにちざんしゅうがくいんつがねじ)の自然探勝園で、ヤマブキとニリンソウが見ごろをむかえてます。また、寺前の番屋川沿いの農道では、地元の「山部十日会」のみなさんが飾った武者のぼりと鯉のぼりが泳いでいました。

<参考HP> 慧日山修學院津金寺

080504_1109_津金寺の野草まつり(ヤマブキ).jpg 080504_1114_津金寺の野草まつり(ニリンソウ).jpg
ヤマブキ ニリンソウ

<参考資料> 慧日山修學院津金寺
津金寺は慧日山修學院と号し、天台宗比叡山延暦寺を本山としている。
江戸時代中期に住職長海(ちょうかい)によって著された「津金寺由来記」によると、大宝二年(七〇二)古代東山道を通って信濃入りした奈良薬師寺の僧行基(ぎょうぎ)が、戸隠権現の霊験により聖観音(しょうかんのん)を安置し津金寺を開いたと伝えている。
鎌倉時代に津金寺談義所(だんぎしょ)としてその名が現れ、公称する天台宗最古、建治二年(一二七六)の学問所。所蔵する「津金寺名目(つがねじみょうもく)」は、応安三年(一三七三)学僧穏海(おんかい)によって著された。また、戦国期にこの寺から高野山に宛てた宿坊文書や、武田信玄下付の改宗に関する朱印状などがある。
春は境内裏山のカタクリを始めとする数々の山野草や叡山杉の大木(樹齢約九〇〇年)、また初秋の白萩、晩秋の紅葉、冬の雪景色など、四季折々に趣がある。

長野県指定文化財
津金寺宝塔 三基 (長野県最古の記銘石造宝塔)
鎌倉時代初期、承久二年(一二二〇)信濃一六牧の一つ望月牧の牧官(もくげん)であった滋野一族供養の宝塔。
立科町指定文化財
 観音堂 (江戸時代中期建立)
 妙見堂(江戸時代末期建立 諏訪の立川流彫刻)
長野県郷土環境保全地域
境内約五..七ヘクタール。
自然環境と文化財が見事に融合した後世に残す環境保全地域。
保科五無斉(百助)碑
明治期の信濃を代表する教育者。蓼科農学校(現長野県蓼科高等学校)初代校長。
北隣の集落山部に生まれる。
(以上、立科町教育委員会・立科町文化財保護委員会設置の案内板から)

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