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20日行われた七二会守間にある守田神社の春祭りで、十数年前に途絶えたままとなていた地芝居が復活し、武者姿に扮した地元の皆さんにより川中島合戦を題材とした芝居が演じられました。
芝居は二幕の構成で、最初は妻女山に陣を構える上杉謙信が海津城に上る煙から武田軍が動くことを察知し、夜陰に紛れて川中島に繰り出す場面を。二幕目は、車掛りの陣形で信玄本陣に迫る上杉軍を防戦するなか、山本勘助が別働隊に知らせるため鉄砲を撃たせる場面や、地元にもファンが多い武田方の諸角豊後守と上杉方の鬼小島弥太郎との死闘、謙信が信玄に一騎打ちを挑む場面などが演じられました。
境内に白馬に跨った上杉謙信が登場し、お馴染みの「三太刀七太刀(みたちななたち)」の場面になると、いよいよ芝居はクライマックスへ。振り下ろされる謙信の太刀を軍配で受け止める信玄。主役二人が演じる迫真の演技に、芝居を見守る観客からも盛んに拍手が送られていました。(写真=上杉謙信が武田信玄に切りかかる「三太刀七太刀」の場面、20日午後2時撮影)
<管理人ひとこと>
今回のこの地芝居は、十数年ぶりに復活したものと聞きました。地芝居では、南信州の大鹿歌舞伎や中尾歌舞伎がよく知られていますが、これらの地区に残る貴重な伝統芸能は、今では地区の観光資源として保護されるまでに至っています。地域性もあるのかもしれませんが、北信州にはなかなかこうした芝居がなく、祭りの行事もお神楽や獅子舞が一般的で、誰もが楽しめる余興が少ないように思っていました。大鹿や中尾のような歌舞伎風に、とまではいかないまでも、こうした地芝居を演じることは祭りを盛り立てるきっかけになるはず。多少のコミカルな場面も含めつつ、誰もが楽しめる芝居をぜひ今後も続けてほしいと思っています。
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