【長野・拡幅される長野市中央通りの歩道】

２３日付信濃毎日新聞北信版に、長野市の中央通り（地図）で車道をこれまでの９ｍから６ｍへ狭め、代わりに歩道を拡幅する工事が一部区間で、年度内から始まるという記事が掲載されていました。事業規模は７億円。
今回の事業は、これまで行なわれてきた社会実験の結果と、関係機関との十分な協議を経た上で、事業を推進するための価値があると判断されたものでしょう。
ただ、社会実験以降のリーマンショックやドバイショック、ユーロ通貨危機、急激な円高の進行など、社会情勢は僅か数年の間にめまぐるしく変化しました。深刻な不況感が漂うこの状況下において、当初描いていた「歩行者にやさしい通り」「回遊（買游）性の向上」「善光寺表参道としての魅力向上」という整備目的を、７億円もの費用を費やして実現させる意味が果たしてあるのか、新聞記事を読みながら素人ながらに少々疑問を感じざるを得ませんでした。
たびたび歩く機会のある中央通りですが、今のままでも十分の広さが確保されていると思いますし、大きなイベントの際には歩行者天国になります。近くで生活をされている方々とは少し考えが違うかもしれませんが、現状のままでもそれほど不便を感じている人たちは少ないのではないのかなぁ…と個人的には思っています。

何はともあれ工事については事業として決まったこと。
リニューアル後の善光寺表参道がどんな効果をもたらしてくれるのか期待していましょう。　（写真：平成１７年５月に開催された善光寺花回廊の様子＝平成１７年５月３日撮影）





ランキングに参加しました。
Click　>>>　にほんブログ村 長野情報
Click　>>>　人気ブログランキングへ
管理人ホームページ　Click　>>>　日本列島夢紀行 信州からあなたへ