【信濃町・第１７次野尻湖発掘調査】

今月２１日から３１日まで、信濃町野尻の野尻湖・立が鼻遺跡（地図）で第１７次野尻湖発掘調査が行われています。今回の発掘では、野尻湖のキルサイトと呼ばれる「狩り場」の様子を明らかにする目的で発掘が行われており、４万１千年前の火山灰層の下にある４万３千年前の地層が調査の対象となりました。
野尻湖ナウマンゾウ博物館のホームページに掲載されている速報によれば、今回の調査でヤベオオツンジカの下顎骨やナウマンゾウの椎骨、肋骨などが見つかったとのこと。また、３０日に現場を訪ねた際に聞いた案内では、４つのグリッド（発掘のためのます目）の南側で、大型動物（もしかしたらナウマンゾウ）が歩いたと思われる足跡が見つかり、石こうを使ってこれを採取したとのことでした。
三年に一度、発電のため水位が下がるこの時期にのみ行われる期間限定のこの発掘調査。幻の野尻湖人の人骨は果たして発見されるのか。今後の調査に期待したいと思います。

＜参考ＨＰ＞
・　野尻湖ナウマンゾウ博物館
・　野尻湖発掘調査団





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