【駒ヶ根・晴天に恵まれて～中央アルプス開山式】

中央アルプスの千畳敷で２５日、駒ヶ根観光協会主催による開山式が行われ、関係者・観光客を含め２００人がシーズンの安全を祈りました。
（写真：開山式が行われた中央アルプス・千畳敷＝２５日撮影、６４０×４８０拡大可能）

＜管理人ひとこと＞

取材ヘリも上空に飛来

毎日、駒ヶ根市内から中央アルプスの山並みを眺めてはいるものの、なかなかロープウェイで上がれる千畳敷まで出かける機会がありませんでしたが、今回、駒ヶ根観光協会さんから開山式へのお招きを頂き、営業所を代表して参加しました。
午前８時にＪＲ飯田線駒ケ根駅前を出発。駒ヶ根高原の中心・萱の台バスターミナルを経由して、大田切川を左に山岳道路を進むこと約１時間で、中央アルプスロープウェイの山麓駅・しらび平に到着しました。
お～ここがしらび平かぁ…、とのんびりするヒマもなく、続いてロープウェイに乗車。昭和４２年に完成し、平成１０年にリニューアル。山麓駅（標高１６６１．５ｍ）と山頂駅（２６１１．５ｍ）間の標高差９５０．０ｍ（日本最高）を所要時間７分３０秒で、しかも通年で運行しているということです。途中には地上から１２０ｍほどの谷を渡ったり、最大傾斜６０度の斜面を３５度でゆっくり進んでいく場面（写真参照：搬器が斜面の雪に接触しないように、女性スタッフが無線で交信しながらスピード調整する）もあり、飛行機に乗るよりもスリル感（管理人・ひろさくは半分固まっていましたが…）のあるものでした。
山頂駅は中央アルプス・ホテル千畳敷に併設されており、ホテルと連絡通路で直結されています。ホテルは、客室１６室（全室和室）、収容人員７２名で、ロープウェイ同様に通年営業。初日の出が遥か雲海の彼方にそびえる富士山頂上からあがる「ダイヤモンド富士」が望めることでも知られ、その様子はテレビでも紹介されていますので、ご存じの方も多いことでしょう。
ホテル入口で受け付けを済ませ、先ずはその富士山や南アルプスの山並みが見えるテラスへ。下っていくロープウェイを見送りながらその遥か彼方に望む南アルプスの山並みをだどっていくと…、ありました、ありました、仙丈ヶ岳の左側にひょこっと見える富士山の姿（写真）が。どうみても、やっぱりあれは富士山 。どの程度の頻度で千畳敷から望むことができるのかわかりませんが、初めて訪ね、こうしてありがたい姿を拝むことができたのも、何かの縁 なのかぁ…と考えたりも。
開山祭は、宝剣岳と千畳敷カールを望むホテル東側の駒ヶ岳神社前で、午前１０時１０分から行われました。駒ヶ根観光協会さんの進行で、先ずは遭難・殉職された方々への黙とう。神主さんによる神事、観光協会会長、駒ケ根市長さんなど関係者１４名による玉串奉典と続き、およそ３０分ほどで安全祈願祭は恙無く終了となりました。
その後行われたアトラクションでは、地元・駒ヶ根を中心に活躍されている「アルプホルン駒ヶ根」のみなさんが「アメージンググレイス」など３曲を披露。青空と白銀の世界で奏でられるホルンの音色は、春山シーズンの到来を告げるにふさわしく、心に残るものとなりました。

機会がありましたら、ぜひ中央アルプス・千畳敷にお越しください。

＜参考ＨＰ＞
・　中央アルプスロープウェイ
　　※ライブ画像あり
　　http://www.chuo-alps.com/
・　アルプホルン駒ヶ根
　　http://hornkomagane.blog49.fc2.com/

中央アルプス・開山式　（４月２５日）
ロープウェイ山麓駅・しらび平駅	ロープウェイ乗り場
ロープウェイ最大傾斜付近では無線交信しながらスピードを調整
ロープウェイ山頂駅	登山者への注意事項
駒ケ根市内と南アルプス	富士山
山頂駅から撮影した千畳敷周辺の様子　（６４０×１７２拡大可能）
宝剣岳と千畳敷カール	千畳敷ではスノボーを楽しむ人も…

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