【松本・第６回信州松本そば祭り】

会場で配布されていたガイドブック

県内外のそば処が集まり、自慢の味を披露する「信州松本そば祭り」が１２日まで国宝松本城公園（地図）で開催されています。会場内に設けられた「そば祭りゾーン」では、長野県内から１０のそば処が、県外からは１４のそば処が出店。秋晴れの青空が広がる下で、振舞われる郷土色豊かなそばの味を楽しむ家族連れで賑わいました。　（写真＝１１日撮影）

＜管理人ひとこと＞
今回は２日目の１１日に参加。出かけた時間がちょうどお昼だったこともあり、会場とその周辺は大変な混雑ぶりになっていました。大手通りが歩行者天国となっていたこともあり、周辺道路は迂回する車で大渋滞。利用を勧められた県松本合同庁舎と大手門駐車場間を２０分間隔で結ぶシャトルバスも満員御礼状態で、当然のことながら市内の駐車場は何処も満車となっていました。
会場に出店しているそれぞれのそば処の前は、既に長蛇の列…といった具合で、お目当てのお店のそばを味わうには、それなりの根気が必要かな…と思いました。なかでも人気だったのは、松本市奈川から出店していた「信州野麦の里ながわ」が提供する「とうじそば」。小さく分けたおそばを「とうじかご」に入れて、つゆにさっさとゆがいて食べる郷土食として知られているものですが、やはり地元でも人気そばなのか、列は最後尾までおよそ５０ｍほど続いていました。
管理人のお気に入りの兵庫県豊岡市から出店した「出水（いずし）皿そば」も大入り満員。上田藩主だった仙石氏がお国替えで出水藩に赴いた際に、信州から伴ったそば職人がそば打ち技術を伝えたという歴史があり、信州と遡ること江戸時代からつながりのあるおそばでもあるわけですが、注目したいのはそばの味もさることながら、盛り付けされる時に使われる出水焼の５枚のお皿がまた特徴あるものとのこと。今回は残念ながら味わうことができなかったので写真はありませんが、参考までに昨年撮影した写真を動画のなかに組み込んでみましたので、ぜひご覧頂ければと思います。
そして、個人的に今回関心があったおそばは…というと、岐阜県高山市から出店した「奥飛騨寶そば」だったでしょうか。畑で栽培した自然薯（じねんじょ）をそばに絡めた「自然薯そば」を味わえば元気が出るかなぁ…という点がその理由だったのですが、こちらもご多分にもれず大盛況。結局のところ味わうことはできませんでしたが、機会があればぜひ味わってみたいなぁと思いました。代わりに、店頭で行われたそば打ちの様子をしっかり見ることができましたので大満足。
このほかにも、北海道産ニシンを用いた「ジャンボ鰊（にしん）そば」を提供していた北海道深川市からの「竜・りゅう亭」、スワイガニの天ぷらを使った北海道紋別市から参加の「北海道そば」、同じく北海道で育った玉ねぎやオホーツク産の干し貝柱を使った北海道砂川市から参加の「北海道上砂川手打そば愛好会」のそばなどがあり、迷ってしまうほどでした。
今回は時間がなく、会場を見学するだけで終わってしまいましたが、信州にはない、地元の食材を使った特徴あるそばが全国にあることがわかりました。次回はもう少し早く出かけて（笑）、お目当てのおそばをぜひ味わってみたいと思います。

＜参考ＨＰ＞
・　信州・松本そば祭り
　　http://www.sobahaku.jp/

そば出店ブース　（県内）
小川の庄おやき村　縄文そば	上水内郡小川村高府
安曇野穂高　杜（やしろ）そば	安曇野市穂高
石挽そば　そば処小沢	松本市筑摩
開田蕎麦　田舎家	松本市惣社
ＮＥＸＣＯ中日本グループ	松本市島立
信州野麦峠の里　ながわ	松本市奈川
信州松本そば打ち美蕎楽交流会	塩尻市高出
唐沢そば集落　「麺好房・水舎」	東筑摩郡山形村
そば処こやぶ	伊那市中央区
南無庵（なむあん）	伊那市高遠町山室
そば出店ブース　（県外）
北海道そば	北海道紋別市
北海道雨竜町「竜・りゅう亭」	北海道深川市
北海道上砂川手打ちそば愛好会	北海道砂川市
ダッタンそば札幌 長命庵	北海道札幌市
会津磐梯そば道場	福島県耶麻郡磐梯町
会津山都蕎麦　蕎邑（きょうむら）	福島県喜多方市
いばらぎ蕎麦の会	茨城県常陸太田市
江戸そば　青山学舎	千葉県我孫子市
おわらの里　八尾のそば	富山県富山市
越前そば道場　ふくいそば打ち愛好会	福井県福井市
奥飛騨　寶そば	岐阜県高山市
天然乾燥・石うす曳 飛騨のそば	岐阜県飛騨市
手打ちそば　仲間倶楽部	愛知県名古屋市
出石（いずし）皿そば	兵庫県豊岡市

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