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090921_1350_1_一本松峠(千曲市)

千曲市と東筑摩郡筑北村境にある峠(地図)。かつてはここには、安曇野から善光寺を経て、越後に続く東山道支道が通っていた場所と伝えられています。善光寺街道(北国西往還)が整備されると旅人の多くは、麻績村から猿ヶ馬場峠を越えて、千曲市(桑原・稲荷山)を経て善光寺に向かうようになりました。
現在、この峠の下に、長野自動車道が通り、一本松トンネルの名称にその名残をとどめています。 (写真=20日撮影、640×480拡大可能)

<管理人ひとこと>
昔の峠道を感じさせる趣きたっぷりの古道として残されています。冠着山の眺めも最高。映画のロケにも使えるかもしれませんね。

<参考資料> 一本松峠
聖山から冠着山に連なる急峻な地形に、篠ノ井線の開通いらい地下を貫き通るが、植物分布は阻まれ、昔の旅人は峠越えに難渋したことと思われる。この山脈を越え北信と坂うらや中南信を結ぶいくつかの峠がある。一本松街道は八幡の上町から姨捨のサービスエリア・大池を経て、標高九三一メートルの一本松峠を越え、大野田から筑北村へ下った。
従来の東山道支道の古峠(一本松峠の東隣り)の通過説は、最近の調査で麻績村市野川に馬駅(うまや)の真米があり、猿ヶ馬場峠越えが長野盆地に出るには最短コースで、多くの旅人の往来した同じ善光寺街道(北国西往還)であったと推定されている。
稜線沿いの八~九ラインは、中部北陸自然歩道の姨捨棄老伝説の道として利用され、一本松峠の四辻となる。坂井側に「信州筑摩郡永井村立之」の石祠と文政五年十二月吉日、建立の馬頭観世音がたち、行き交う人馬を見守ったのであろう。峠を下ると大野田に続く松葉に、半官寺定額寺の安養寺がある。
延喜以来の大社、八幡宮の例祭の参拝客はもとより、月参りに大正末から昭和と永年つづけた市野川の若林翁は一本松峠を越え、なお、二年参りの人の足音は終夜絶えなかったという。青木村から室賀峠を経て坂城町の上平に至る道も八幡街道で、信仰圏は広く、南は安曇野におよぶ。かつては一本松峠に武水別神社の一の鳥居があったというが、それに象徴されるようにこの峠道は信仰の道であった。 (千曲市千曲川西地区振興連絡協議会設置の案内板から)

090921_1350_2_一本松峠(千曲市) 090921_1351_一本松峠から望む冠着山(千曲市)
「一本松峠」と刻まれた石柱 冠着山





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