管理人の思いつくまま、気の向くまま、長野県内の町や村の話題を取り上げています。
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百草(ひゃくそう)は、御岳山の修験者が常備薬として用いていたもので、広く庶民に伝わるようになったのは江戸時代後半のことでした。現在、百草丸の名称で販売している会社は、前身の木曽製薬工業組合を改称して設立された長野県製薬(本社=木曽郡王滝村)と、中仙道の薮原(やぶはら)宿で旅籠を営んでいた日野屋が製薬会社を設立し製造を始めた日野製薬(本社=木曽郡木祖村)があります。
今回訪ねたのは、牧尾ダム近くに店を構える日野百草本舗王滝店さん(地図)。
店内の陳列棚には、胃腸薬の百草丸はもちろんのこと、風邪薬や便秘薬、目薬、湿布など薬と呼べるものならほとんど全てが揃っているのでは…と思えるほどで、なかには百草の成分を使った化粧クリーム、お茶まで、さまざまな商品が並べられていました。なかでも、普通のドラッグストアではお目にかかれない、袋詰めされた「すぎな」や「どくだみ」、「霊芝」「ばんざくろ」といった生薬が普通に置かれていて、霊峰と例えられる御嶽山ならではの豊富な自然の恵みを、今も多くの人々が享受していることを感じさせるものもありました。
店内で目を引いたのは、店の奥にあった「百味箪笥(ひゃくみたんす)」と呼ばれるもの。縦5つ、横5つの引き出しがある箪笥で、そのひとつひとつに、百草丸などの成分に使われている生薬の見本が収められていました。引き出しを開けて見ることができるようになっていますので、実際にどんなものが成分として使われているのか、機会があればのぞいてみてもよいかもしれません。
販売されている薬については、開設されている日野百草本舗のページからも注文することができます。ただ、御嶽山の麓に広がる自然豊かな風景に触れると、古くから人々の信頼を得てきたという霊薬の効果を、より実感できるかも…しれません。王滝村を訪ねることがありましたら、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
(写真:日野百草本舗王滝店=12日撮影)
<参考HP>
・ 日野製薬株式会社
http://hino-seiyaku.com/
・ 日野百草本舗 (日野製薬株式会社)
http://www.hyakuso.jp/
※ 百草丸の歴史・製造工程・成分については「百草辞典」をチェック!
・ 長野県製薬株式会社
http://www.hyakuso.co.jp/
日野百草本舗王滝店 | |
ずら~り並んだ日野ブランドのお薬 | 生薬が見学できる「百草箪笥」 |
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