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境内にある瘡守稲荷社 |
<参考資料> 松本市重要文化財 浄林寺山門
浄林寺は、京都知恩寺の末寺にあたる浄土宗寺院で、創建は、中世にさかのぼり、小笠原氏創始の寺とされる。石川康長の代に菩提寺となり、廟所も建てられた。石川康長が改易された後、入封した小笠原秀正は、寺領10石を寄進した。以後歴代藩主の厚い保護を受け、末寺を多く持つ大寺であったが、明治5年の廃仏毀釈によって廃寺となり、その後復興されて現在に至っている。
山門は、元禄年間(1688~1704)の建造と伝えられており松本市内寺院の山門の中でも古い。入母屋造り本瓦葺き四脚門で、左右に軸を持っている。軒は二軒繁垂木で、門の扉は唐戸である。組物も彫物もすくれており、頭貫や割束も大振りで江戸時代初期の手法が見られる。また山門の正面には、祐天寺第二世祐海上人筆「清水山」の山号額がかかっている。
もう一つの江戸時代の建物として現存している鐘楼は、弘化2年(1845年)の建立で、立川流の作といわれる。特に龍の彫物は伊勢町の人で立川和四郎富重・弟専四郎富種の弟子である原田倖三郎、倖三父子の作と伝えられている。 (松本市教育委員会設置の案内板から)
<参考HP>
・ 松本のたから
http://takara.city.matsumoto.nagano.jp/
瘡守(かさもり)稲荷社
浄林寺の境内に幾つもの鳥居が並ぶ神社が瘡守稲荷社。「瘡」とは天然痘のことで、流行病を患わないように庶民が祈りを捧げた場所であったそうです。大きなキツネの対の張子が印象的。毎年2月に行われる「初午大祭」には大勢の参拝客が訪れることで知られています。
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