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130914_1152_貴船神社本宮(京都市左京区)

山行を終えてたどり着いたのは貴布禰総本宮 貴船神社。
貴船神社( Wikipedia )は、貴船川の下流から石段の両側に整然と本宮、天の磐船や和泉式部の歌碑のある結社、船形石のある奥宮で構成されており、今回のように鞍馬山を巡って西門から本宮境内に向かうか、叡山電車貴船口駅間を往復するバスで貴船まで行き、バス停から歩いて参拝する二つの方法があります。道路と並行して流れる川の上では、有名な「川床」( Wikipedia )も設けられ(季節営業)、京料理に舌鼓を打つのも貴船詣での楽しみかもしれません。

この日の京都は残暑厳しく、鞍馬山の山行とで管理人ひろさくは既に疲労困憊。頑張れば奥宮へも行けたかもしれませんが、無理をすることを止め、途中にある結社まで歩き、そこで貴船神社の参拝を終えることとしました。来た道を引き返し、貴船のバス停にたどり着くと、駅に向かうバスはナント!満員御礼状態。突入する元気もなく、やむなく汗をかきかき、貴船口駅への道を歩いたのでした。
(写真:貴船神社本宮境内=平成25年9月14日午前撮影、640×480拡大可能)

<参考HP>
・ 貴船神社ホームページ
  http://kifunejinja.jp/
・ 京都観光オフィシャルサイト 京都 Navi
  http://kanko.city.kyoto.lg.jp/
・ 京都観光サイト KYOTOdesign
  http://kyoto-design.jp/
・ 京都・貴船(貴船観光会と貴船神社)
  http://kibune.jp/


天狗伝説の鞍馬から京の奥座敷貴船へ
貴船神社周辺
(平成25年9月14日)
130914_1226_貴船神社結社・和泉式部歌碑(京都市左京区) 130914_1225_貴船神社結社(京都市左京区)
和泉式部歌碑 天乃磐船
130914_1219_貴船川の「川床」(京都市左京区) 130914_1258_叡山電鉄貴船口駅(京都市左京区)
貴船川の「川床」 叡山電鉄貴船口駅

<参考資料> 貴船神社 本宮
水徳神高龗神(たかおかみのかみ)を祀る旧官幣(かんぺい)中社で、社名は古くは木船、貴布称とも書かれたが、明治四年(一八七一)以降「貴船」と改められた。
平安時代縁起の制には、名神(みょうじん)大社という最も高い格式に列し、日照りや長雨が続いたとき、また国家有事の際には必ず勅使が差し向けられ、祈念がこめられた。弘仁九年(八一八)以来の歴朝の奉幣、祈願では、もっぱら祈雨、止雨の神として崇められ、祈雨には黒馬、祈晴には白馬又は赤馬が献ぜられるのが例であった。平安時代末期には賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ・上賀茂神社)の摂社とされたが、明治以後独立した。
かつて社殿は貴船川に沿って上がった処にある現在の奥宮の地にあったが、天喜三年(一〇五五)、現在地に移転された。本殿、拝殿、権殿等から成り、本殿は文久三年(一八六三)及び平成十七年(二〇〇五)に改修された。また、境内には祈雨の行事を行った雨乞の滝、奥宮本殿の西には船形石と呼ばれる船の形に積んだ石塁がある。和泉式部がお詣りし、不和となっていた夫との願いがかなって復縁した話しはよく知られている。
(京都市設置の案内板から)

御祭神は高龗神(たかおかみのかみ)、水の供給を司る神。
創建年代は明らかでないが、第十八代反正天皇の御世に奥宮の水の湧き出すところに社殿を建てたという御鎮座伝説がある古社。対岸鞍馬山の鞍馬寺は、平安初期の延暦十五年(七九六)藤原伊勢人が貴船明神の夢のお告げで建立したと諸書に出ているので、その当時すでに貴船の神は大きな力を具えていたことがうかがえる。永承元年(一〇四六)七月の水害で奥宮が被災、天喜三年(一〇五五)四月この地の本社を移築した。
京都に都が開かれて当社は国の重要な神社となり、事ある毎に勅使(天皇のお遣い)が差し向けられた。特に当社には、日照りの時には黒馬を、長雨の時には白馬を献じて「雨乞い」「雨止み」の祈願がこめられた。「その数数百度に及ぶ」とある。平安時代の勅願社二十二社の一社で、延喜式名神大社。庶民の崇敬も篤く全国に二千社を数える分社がある。
古くは「貴布※禰」と記したが「黄船」「木船」「木生嶺」「氣生根」などの表記も見られる。明治四年官幣中社となり、以後「貴船」の表記で統一された。
例祭 六月一日
(境内に設置されている案内板から)

<参考資料> 貴船神社本宮 絵馬発祥の杜
先人にならい絵馬を奉納してご祈願下さい
古来より雨乞いの杜として名高い当社には、おそく畏くも歴代天皇様より旱天(ひでり)には黒馬・霖雨には白馬又は赤馬を、その都度献げて御祈願される例になっていました。
しかし、時には生馬に換えて『板立馬』を奉納したと、平安時代の文献である「類聚符宣抄」に伝えています。この「板立馬」こそは今日の絵馬の原形と言われています。塔宮では、此の故事に倣らい、かつて和泉式部が復縁を、平寶重が蔵人昇任を、大宮人が加茂競馬の必勝を、そして源義経が源氏再興を、それぞれ大神様に祈ったように、皆様方の心の願いを、一枚の絵馬に託して御祈願なさいますよう、お勧め致します。
三社順拝のおすすめ
本宮  諸願成就
結社  えんむすび
奥宮  心願成就
(本宮境内に設置されている案内板から)
 
<参考資料>貴船神社中宮 結社
御祭神 磐長姫命(いわながひめのみこと)
神武天皇(初代の天皇)の曽祖父にあたられる瓊々杵命(ににぎのみこと)が、木花咲耶姫命(このはんさくやひめのみこと)を娶らんとする時、父の大山衹命(おおやまつみのみこと)が姉の磐長姫命も共におすすめしたが、瓊々杵命は木花咲耶姫命だけを望まれたため、磐長姫命は大いに恥じ、「吾ここに留まりて人々に良縁を授けよう」といわれ、御鎮座したと伝えられています。
古くより縁結びの神、「恋を祈る神」としての信仰が篤く、平安時代の女流歌人・和泉式部が切ない心情を歌に託して祈願したという話は有名です。
(和泉式部の歌碑がこの上の境内に建っています)
昔はススキ等の細長い草を、今は「結び文」を神前に結びつけて祈願する習わしがあります。男女間の縁だけでなく、人と人、会社と会社、就職、進学などあらゆる縁を結んで下さる神様です。
(中宮境内に設置されている案内板から)

<参考資料> 桂(御神木)
この桂は、樹齢およそ四百年。
神道では体内の気が衰える事を「気枯(けが)れ」といい、古来当社に参拝する人は皆御神気に触れ、気力の再生・充実する事から、運気発祥(開運)の信仰が篤い。
いくつもの枝が天に向かって伸び、上の方で八方に広がる。これは御神気が龍の如く大地から勢いよく立ち昇る姿に似て、当社の御神徳を象徴し、まさに御神木と仰がれる由縁である。本社と奥宮にも大きな桂がある。
※結び文は社殿脇の結び所に結んで下さい、樹木に結ぶと枝が枯れ、貴方の「気」も枯れてしまいます。
(中宮境内に設置されている案内板から)

<参考資料> 和泉式部 歌碑
貴船神社は、古来、恋を祈る社でもありました。
平安時代の有名な女流歌人・和泉式部( Wikipedia )は、夫との仲がうまくいかなくなって当社に御参りし、貴船川に飛ぶ蛍を見て、切ない心情を歌に託して祈願しました。すると、社殿の中から慰めの返歌が聞こえてきて、ほどなく願いが叶えられ、夫婦仲がもとのように円満になったということです。「後拾遺和歌集」には次のように記されています。

男に忘れられて 侍りけるころ 貴布※禰に参りて
みたらし川に蛍の飛び侍りけるを見てよめる
ものおもへば 沢の蛍も わが身より
あくがれいづる 魂かとぞみる
(※あれこれ思い悩んでここまで来ますと、蛍が貴船川一面に飛んでいます。そのはかない光は、まるで自分の魂が体からぬけ出て飛んでいるようでございます。)
御返し
おく山に たぎりて落つる 滝つ瀬の
玉ちるばかり ものな思ひそ
(※しぶきをあげて飛び散る奥山の滝の水玉のように<魂がぬけ出て散り消えていく=死ぬかと思うほど>そんなに深く考えなさるなよ。)
この歌は貴布※禰の明神の御返しなり、男の声にて和泉式部が耳に聞こえけるとなむいひ伝へたる。
(中宮境内に設置された案内板から) 

<参考資料> 天乃磐船(あまのいわふね)
この船形の自然石は、貴船の山奥より出土し、平成8年三月、市内の造園業・久保篤三氏より奉納された。重さ六トン。
船は、古くから唯一の交通機関であり、人と人、文化と文化の交流(結ぶ)ということから、縁結び信仰と関わりがある。また、奥宮の「船形石」伝説に見られるように、神様の乗り物としれ神聖視され、当社と船との関わりも深い。
縁結びの神で知られる結社の御祭神・磐長姫命の御料としてここに納めた。
(中宮境内に設置されている案内板から)





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