管理人の思いつくまま、気の向くまま、長野県内の町や村の話題を取り上げています。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
国宝善光寺
宗派の別なく参拝できる善光寺( Wikipedia )は、ご本尊の一光三尊阿弥陀如来立像を安置する国宝の本堂、国の重要文化財に指定されている経蔵と三門、仁王門のほか、大勧進と大本願を中心とする三十九の宿坊が控える北信濃の一大霊場。「遠くとも一度は詣れ善光寺」「一生に一度は善光寺まいり」といわれるように、お参りをすれば極楽浄土に行けるとあって全国各地から参拝者が訪れ賑わっています。
善光寺の歴史は、ご本尊の一光三尊阿弥陀如来立像は、天竺から百済へ、そして日本へと渡ってきたもので、難波の堀江に捨てられていたところを、麻績(現在の飯田市座光寺)の住人本田善光によって救い出され、彼の故郷である麻績の里(現在の元善光寺)に安置。さらに水内群芋井郷(長野市)の現在地に移され今日に至っています。
七年に一度行われる「ご開帳」では、秘仏の御本尊の代わりに前立本尊が公開されます。また、内陣参拝の「お戒壇巡り」では、「極楽のお錠前」に触れるとご本尊と仏縁を結ぶことができるそうなのでぜひ体験してみましょう。
「七年に一度の盛儀」(正確には六年に一度)の善光寺御開帳は、丑(うし)と未(ひつじ)の年に行われる儀式で、丑年となった平成21年度の御開帳は、4月6日(日)から5月31日(土)までの56日間にわたり開催されました。そもそも「御開帳」とは、江戸時代に現在の本堂を建立する際に、庶民から浄財を集めるために全国を巡った「ご記帳」のことで、七年に一度というスタイルになったのは明治時代に入ってからのようです。
さて、その「御開帳」、言葉のまま捉えれば何が公開されることはわかるのですが、ではどんな貴重なものが公開されるのでしょう。実は、このことについてはお膝元の長野市民ですらあまり知られていないのが事実。よほど貴重なものが公開されるのだろう、とばかり、稀に秘仏である御本尊の「一光三尊阿弥陀如来像」と答える方もいるわけですが、やはり秘仏は秘仏、そうそう簡単に公開されるものではありません。では、何が公開されるのか?
答えは、御本尊の「一光三尊阿弥陀如来像」と寸分違わず鎌倉時代に製作された(とされる)「前立阿弥陀如来像」(国重要文化財)。中央に「阿弥陀如来像」、左に「勢至菩薩」、右に「観音菩薩」が並ぶ約五十センチほどの御本尊は、「善光寺如来」独特の姿をされたもので、普段は御宝庫に安置されている、やはり秘仏のひとつでもあるのです。その「前立本尊」を七年ぶりに善光寺本堂に安置し、お手から伸びる糸を結びつけた本堂前に建つ「回向柱(えこうばしら)」に触れることで御仏の御徳を授かる…、それがこの「御開帳」の儀式でもあるのです。
平成27年の御開帳は、4月5日(日)から5月31日(日)まで57日間開催されます。3月14日には北陸新幹線・長野~金沢間も開業し、北陸からのアクセスも便利になりました。 この機会にぜひ長野へお出かけいただければと思います。
(写真:御開帳の準備が進むJR長野駅善光寺口の様子=21日午後撮影、640×480拡大可能)
|
ランキングに参加しました。
Click >>> にほんブログ村 長野情報
Click >>> 人気ブログランキングへ
管理人ホームページ Click >>> 日本列島夢紀行 信州からあなたへ
PR
この記事にコメントする
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
ブログ内検索
リンク
プロフィール
HN:
管理人ひろさく
性別:
男性
趣味:
里山めぐり
自己紹介:
長野県長野市在住。
最新記事
(12/04)
(01/02)
(01/02)
(12/06)
(11/26)
カテゴリー
最新コメント
[11/23 たっきー]
[11/22 管理人ひろさく]
[11/22 管理人ひろさく]
[11/21 ロクエフ]
[11/21 たっきー]
カウンター
アクセス解析
忍者アナライズ